「山吹」の花(^-^)
【七重八重 花は咲けども 山吹の 実の(蓑)一つだに 無きぞ悲しき】
(後拾遺和歌集 兼明親王)
この歌は…
ある時、蓑を借りに来た人がいたので
山吹の枝を渡したそうです。
その真意とは…
七重咲き・八重咲きと、山吹の花が綺麗に咲いているこの屋敷だが、
この山吹に実が付かないように、
ここには蓑一つない。
貧しく、悲しいことだ…
と言った意味を込めた歌だそうです…
皆さんも、よくご存知かもしれませんが(;^_^A
「山吹」の花ことば…謙遜だそうです(*^_^*)
ところで…
山吹色を、イメージして下さい!!
と、言われ山吹の花を思い浮かべる人は
今どれくらいいるのでしょう??
(大人も子供も含めて…)
山吹色は…正式なJISの和色名(慣用色名)です。
山吹の花のような色で、平安文学では黄の代表的な色名と言われ…
黄金の形容としても用いられる場合もあるとの事。
今、日本にはたくさんの色彩が溢れています(^-^)
日本古来からの和色名、そして外来色名。
自然や毎日の生活の中から、投げかけてくれている
色彩を今の私達はキチンとキャッチできているのでしょうか??
ふと、疑問に思ってしまいました(・・?)
色彩とかカラーコーディネトなどと、難しく考えずに
身近な…例えば食材・道ばたの野草・公園の木などなどから、
季節を感じ・自然を感じ、色彩を知る…
私にとってのカラーとは自然から学ぶ事が数多くありました(^O^)/
これからもきっとそうだと思っています♪
そしてもう1つ!!
それは、親や祖父母、伯母などから何気なく耳にする日常の会話(^-^)
これもある意味、先人の知恵(知識)!?なのではないかと…(^^ゞ
そして、それを後世に「伝える」事!!
それは、何よりも大切な事なのではないでしょうか…
ネッ!?\(~o~)/